Index
最近はラップトップも標準で LAN のインタフェースがついているものが増えてきました。FreeBSD でもほとんどは自動認識されるので、あまり難しいところはありませんが、ECCS につなぐに当たってのポイントをまとめてみます。
まず今回使用したのは IBM ThinkPad X21 で、これは Intel の EtherExpress Pro/100 というチップなので fxp ドライバで認識されます。
% ifconfig -a
とすれば認識されているインタフェースの一覧が出るので、自分がどのドライバを使っているか確認しましょう(運悪く一覧に出ていなければ動くドライバのコンパイルから始めないといけません)。
認識されているようであれば、このままケーブルを接続して DHCP で IP アドレスが配られるかどうか確認しましょう。
# dhclient fxp0
fxp0 の部分は ifconfig -a で現れたインタフェース名(lo0 というのは特殊なインタフェースなので外部への接続には使えません)を入れてください。
dhclient を起動したあと ifconfig も実行して、192.168.*.* という IP アドレスがもらえていることを確認しましょう。アドレスがもらえてない場合、ケーブルがしっかりささっているか、もしくは LAN 用のケーブルを使っているかどうか(モデム用の電話線でつないでしまう人も後を絶ちません)、クロスケーブルでなくストレートケーブルを使っているかどうか、などを確認してください。駒場の情報棟であれば自分でケーブルを持参しなくても携帯端末が接続できる場所があるので、そちらで試すのも効果的です。
接続が完了していれば、このまま Mozilla や Netscape、Opera などのブラウザを使って外部にアクセスに行けば、普通の端末でも訊かれるようなユーザ名とパスワードの認証画面が出るので、ユーザ名とパスワードを入力すればそのままブラウズを続けることができます。
接続できることを確認したら、あとはこれを自動で実行されるよう指定しましょう。起動時の設定は /etc/rc.conf になります。/etc/rc.conf をエディタで開き、
network_interfaces="auto" ifconfig_fxp0="DHCP"
のように自分の使っているインタフェースで DHCP を有効にしましょう。これで次回から起動時ケーブルをつなぐだけで外に出られるようになっています。
かねてより相談員を中心として実験が進められてきた無線 LAN ですが、一般学生への実験期間を経てこのたび新無線LAN実験が開始することになりました。そこで、このシステム上で無線 LAN を使うにあたっての注意点などを紹介します。
まず初めにノート PC と無線 LAN カードを用意します。ノート PC は基本的に Windows でも Mac でも Linux でもかまいません。無線 LAN 機能内蔵のラップトップですと、一部のチャンネルが使えなかったりするため、どのチャンネルが使えてどのチャンネルが使えないか確認しましょう(現在では一部の機種で使えないチャンネルは新無線LAN実験システムでも使わないよう変更されました)。
無線 LAN カードは情報棟で広く動作確認がとれているものはメルコから市販されている WLI-PCM-L11 や WLI-PCM-S11 というカードです。Windows で使う場合はドライバが添付されているのであまり気にする必要はありませんが、Linux や FreeBSD で使うことも考えている場合は、動作するものかどうか事前に調べましょう。
無線 LAN カードを手に入れたら、まず登録のページに行って説明書きを読み、手許の無線 LAN カードの MAC アドレスを登録しましょう。登録されたら ECC のメールアドレスに WEP キーと SSID が書かれた登録完了の通知が行きますので、ちゃんと登録されたことを確認してください。
以下、まず FreeBSD で無線 LAN を使用する方法について述べます。確認に使用した環境は、IBM ThinkPad X21 + WLI-PCM-L11/WLI-PCM-S11 + FreeBSD 4.7-STABLE です。FreeBSD は 3.x のときからすでに無線 LAN をサポートしていたので、特に苦労もなく接続が可能です。
FreeBSD の場合、インストールしたら標準で入っている GENERIC カーネルに無線 LAN 用のコードが入っているので、通常なにも修正せずに使えます。カーネルを変更して使っている場合、config wi という行を追加(もしくはコメントアウトしていたのを外す)してカーネルの再構築を行なってください。カーネルの再構築なんて面倒、という人は、kldload if_wi とすれば無線 LAN 用のモジュールがロードされるので、それでもかまいません。
この状態で無線 LAN カードをおもむろにノート PC に挿せば、wi ドライバで認識されるはずです。dmesg すると
wi0 at port 0x240-0x27f irq 11 slot 0 on pccard0 wi0: 802.11 address: 00:02:2d:0b:a4:b3 wi0: using Lucent Technologies, WaveLAN/IEEE wi0: Lucent Firmware: Station 6.08.01
のような行が見られるでしょう。
この状態で ifconfig してみると
wi0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500
inet 0.0.0.0 netmask 0xff000000 broadcast 255.255.255.255
ether 00:02:2d:xx:yy:zz
media: IEEE 802.11 Wireless Ethernet autoselect (DS/11Mbps)
status: no carrier
ssid "" 1:""
stationname "FreeBSD WaveLAN/IEEE node"
channel 14 authmode OPEN powersavemode OFF powersavesleep 100
wepmode OFF weptxkey 1
などと表示されているはずです。まだ WEP の設定をしていないので IP も振られておらず、外部にも出られません。
この状態からまず手動で設定してみましょう。設定する必要があるのは ssid と wepmode、それに wepkey です。ssid と wepkey は送られてきたメールに書いてあるものを使います。
# ifconfig wi0 ssid enjO35Zem wepmode on wepkey 0x0123456789 # dhclient wi0
ssid の部分と wepkey の 0x... 以下の部分は送られてきたものを入れてください。
これで再度 ifconfig しますと、
# ifconfig wi0
wi0: flags=8843<UP,BROADCAST,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500
inet 10.a.b.c netmask 0xff000000 broadcast 10.255.255.255
ether 00:02:2d:xx:yy:zz
media: IEEE 802.11 Wireless Ethernet autoselect (DS/2Mbps)
status: associated
ssid enjO35Zem 1:enjO35Zem
stationname "FreeBSD WaveLAN/IEEE node"
channel 5 authmode OPEN powersavemode OFF powersavesleep 100
wepmode MIXED weptxkey 1
wepkey 1:64-bit
のようになり、IP が取得できたことが分かります。これでそのままブラウザを立ち上がれば外界に接続することができます。
いったん接続するコマンドラインオプションが分かれば、次からはそれを /etc/rc.conf に書いてしまえば、自動で起動時に設定することができます。ネットワークインタフェースには ifconfig_* という変数があるので、/etc/rc.conf に
ifconfig_wi0="ssid enjO35Zem wepmode on wepkey 0x0123456789"
と書き足せば完了です。
Linux で無線 LAN を利用する場合は、pcmcia_cs をインストールするのが手軽です。ノート PC をインストールすると、最近のディストリビューションだとほとんどデフォルトでインストールされるので、設定ファイルだけ書き替えましょう。
/etc/pcmcia/config.opts を vi や Emacs などのエディタで開いてください。
# Options for WaveLAN/IEEE driver (AccessPoint mode)... #module "wvlan_cs" opts "station_name=MY_PC channel=14" # Options for WaveLAN/IEEE driver (ad-hoc mode)... #module "wvlan_cs" opts "port_type=3 channel=1 station_name=MY_PC"
などという行があるので、この上の module 行のコメントを外し、station_name を ECCTEST に、channel を空白にしてください。つまり、
# Options for WaveLAN/IEEE driver (AccessPoint mode)... module "wvlan_cs" opts "station_name=ECCTEST" # Options for WaveLAN/IEEE driver (ad-hoc mode)... #module "wvlan_cs" opts "port_type=3 channel=1 station_name=MY_PC"
となります(実際のところ、opts 以降はなくても接続できます)。
次に /etc/pcmcia/network.opts を開きましょう。
