よくよく考えてみると受験勉強なんて現役時代にしたことはないと思っていたのですが、代ゼミには高校3年生のときから通っていたことを思い出しました。春期講習から数学の矢木哲雄先生と地理の武井正明先生を受け、学期中も単科ゼミを受講していましたね。いまになって思うとなんでこの2人の先生を特に受けようと思ったのか分かりませんが、わたしの知識のバックグラウンドの40%はこの2人の先生に負うと言っても過言ではありません(東大に入ってから学んだことのいかに少ないことか)。
そういうわけで現役のときは予備校に週3回通いつつ最後の高校生生活を満喫していたのですが、結局というかなんというか、大学受験は早稲田(一文)と慶応(文)とも落ち、前期京都(文)もだめで、最後面接試験だけという広島大(文)も失敗して全滅でした。英語も国語も理科も全くやっていなかったし、高校時代も英語や物理で赤点取ったりしていたので、当然の結果ではありました。
前期試験の合格発表前後に代ゼミから特待生(授業料50%免除)の通知が来たので後期試験を落ちたら行こうと決めていて、案の定落ちたので春期講習から代ゼミ代々木校のお世話になりました。あとで友人に聞くと自分以外は全員100%免除をもらっていたらしいし、模試を受けていない人にすら100%免除が届いていたらしいので、なんで50%しか免除されなかったのかと不審に思います(いまはからくりを知っているのでいいんですが)。
# 手違いだったそうです
春期講習と1学期の間は友人を作る暇もなくひたすら毎日予習する日々でした。特に数学がこれも高校時代赤点のオンパレードだったので、春期講習のとき sin の定義、log の定義が分からず教科書首っ引きでやるほどでした。毎日午前9時から授業が始まり、理科や社会の選択科目が終わって自宅に帰ると7時ごろで、夕食を食べたりお風呂に入ったりして10時あたりから3時や4時ごろまで英語と数学漬けでした。特に数学は毎日3問ずつ進むため、テキスト末尾にある解答(答しか載っていない)と一致するまで寝ないで延々解いていたので、早く終わるときは1時ごろ寝られますが、解けないと4時ごろまでは粘るので、週末はその反動で1日寝込んでいました。
英語はというと、これも春期講習で富田先生に「分詞構文の5つの意味を言ってごらん」と指されて言えなかったことから始まって全く分け分からず、の状態がしばらく続きました。そもそもその時点で分詞構文という単語を初めて聞いたというのも問題でしたが、高校時代に五文型すら習った記憶がないので、当然のように SVC と言われても理解できなかったことを考えると、英語も毎日うんざりするくらい全訳を作っていました。
それ以外の科目は全く勉強する時間を取れなかったのでやりませんでしたが、まあ開き直ればなんとかなるもんです。
一応1学期までで基礎固めは終わったので、夏期講習からは自分で大学の過去問を解いていました。東大・京大・一橋・東工大・阪大・東北大といったところです。最初は東大や京大の問題には歯が立ちませんでしたが、順にこなしていると阪大や東北大の問題がおもちゃのように思えてきたので効果はあったのでしょう。
特に2学期からは本科の授業はある程度出ましたが、あとは自分で他のクラスの授業に適当に出ていました。代ゼミは S 予備校(仮名)や K 塾(仮名)と違っておおらかなので(本科の授業について、単科はチェックが厳しい)、大好きです。音楽のコピー問題と同じでしょうが、もぐる人ってのは他の人と比べて授業をお金を払って受けるほうなので、逆に予備校からすれば上得意の客でしょうし、講師で客を集める単科は厳しくして本科はほぼノーチェックというのは非常に賢明な選択であると思います。これ本科も厳しくしたら短期的には収益が向上するかもしれませんが、長期的には代ゼミの体力を奪って衰退への一歩になると思いますね。
その後代ゼミの寮で住み込みチューターをしていたとき「どの先生が」のようなことをよく訊かれたので書いておくと、英語は西きょうじ先生、富田一彦先生に加えて佐々木和彦先生に大きくお世話になりました。いまでも代ゼミ講師室に行ってときどき近況報告します。数学は現役時代と同じく矢木哲雄先生です。もう代ゼミでは原宿校に1コマあるだけのようですが、数研ゼミナールという個人塾を新宿近辺で開いているそうです。国語は現代文の笹井先生および漢文の宮下先生ですね。地理ではもちろん武井正明先生(最近は授業のコマ数がめっきり減ってもったいないと思いますが)です。生物の中嶋先生にもお世話になりましたが、それは大学に入ってからの話です。
逆にこれはだめだろう、と思ったのは英語の N 谷先生や世界史の S 藤先生が筆頭ですね。代々木本校だからかもしれませんが、いわゆる「私大文系」を狙ったパフォーマンス中心の先生が多いので、ちゃんと選ばないと「分かった気になるが実力にならない(いや、分かった気になるかどうかすらあやしいですが)」状態になります。だいたい講習会のパンフレットを見て二重丸やら星などの記号を多用する人、エクスクラメーションマークを2回以上使う人(重ねて使う eg !! だけでもアウトだと個人的には思いますが)、などはかなりだめだめだと思うので避けたほうが無難でしょう。
# 文章で強調する能力がない人が使う手法です
## と思ったら spam の特徴とうりふたつ :-P
2学期からはいつものゲーム三昧の生活に戻ってしまい、センター後も FF VII をやっていたりしたので恥ずかしいかぎりですが、生涯の友人も何人かできたので大切な時期でした。
予備校時代の1年間で陰に陽に学んだのはいまわたしが持っている知識量の80%を占めているのでノスタルジックになるのかもしれませんが、代ゼミにいた数年間が自分にとっての青春でした。
大学に入る前1年ほど予備校(代ゼミ)で過ごしていたわけだが、なんで代ゼミを選んだのかというと、自分の高校から通う人がほとんどいなかった(ほとんどの人は駿台に行っていた)からである。予備校に行ってまで知り合いとつるみたくない(新しい人と会いたい)、というところ。
予備校というのは基本的に浪人生が来る(高校2,3年相当の年齢で大検通ったような人も来ていたが)のだが、浪人というのは N=1 から N=∞ まであるわけで、しかもそれが高校卒業後すぐの人もいればしばらく経ってからの人もいて、まあいろいろあっておもしろかった。
これは予備校に限ったことではないが、浪人して半可通になっている人がいちばんたちが悪くて、「こんな参考書使ったらだめだよ」とか「あの先生いいよ」とか言う割にはその参考書読んだこともなかったり、授業に出ているだけでなにも身についていなかったりする。たぶんまた聞きとかの評判のみでそういうことを言っていたんだろう……いまなら2ちゃんねる情報に基づいて参考書をサジェストしてくれるような感じだろうか。(まあ自分も人のことは言えないけど……)
1浪している人から見ると2浪の人は「2年間浪人していて受験に詳しい先輩」ではあるのだが、そもそも2浪しているという時点でその人のやり方は負例と思うべきであって、たぶん言われることをするのは間違い(もしくは言っている人自身は言うとおりにはやっていない)なんではないかと思うのだが、受験生経験値が低いと引っかかってしまう(噂に流される)というのも事実であって……
